トヨタ:MR−S中古車情報!カタログ・在庫


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 トヨタ:MR−Sの概要♪


2代目のMR2がパワースペック競争に巻き込まれた結果、シャーシの熟成が間に合わず、挙動が読み辛いうえにピーキーなクルマとなり、とても「Fun to Drive」(初代当時のトヨタの企業スローガン)どころではなくなっていた。MR-Sではその反省に立ち、同社のヴィッツ系のコンポーネントを流用しつつ、パワーは控えめであるが軽量化による運動性の良さ、オープンドライブなど、運転が楽しめるライトウェイトスポーツカーに仕上げることに力が注がれた

車名は海外向けも含めてMR-Sという名前に変更する計画があったが、英語圏ではMrs(ミセス)の意味となり、スポーツカーに相応しくないという理由で、海外(欧州・豪州)ではMR2が継続された。 米国向けはオープンカーとなったことを明確にするため、MR2 Spyderとなった。なお日本国内ではスパイダーの商標はダイハツが保有。またフランス向けは初代よりMRの名称として輸出されていた(MR2をフランス語読みすると、merde(糞)に音韻が似ていることから忌避された)。なおMR-Sの"MR"はミッドシップ(Midship Runabout)を指している。

2007年7月末、クーペを含むスペシャルティカー縮小の影響および法規対応不可もあり生産終了となった。 生産中止前に1000台限定のFinal versionのみの販売となった。(ブラックカラーのレッドトップやメッキ風エアインレットガーニッシュなどの特別仕様が設定) MR-Sの終了と同時に、トヨタはスポーツカー事業から撤退したことになる。

なお、国内向けのエクステリアにはトヨタマークが一切なく(車内のステアリングにのみ描かれている)、代わりに「MR」を図案化したエンブレムがある。


スタイル・機構エンジン
全車に排気量1800cc、最高出力140馬力/6400rpm,最大トルク17.4kg/m/4400rpmの1ZZ-FEエンジン(直列4気筒DOHC・VVT-i)を搭載。同エンジンは100kg程度と軽量であり、セリカのSS-Iなどにも搭載されている他、1800ccクラスのエンジンとしてはトヨタ車の標準的なエンジンであり、幅広い車種に搭載されている。

トランスミッション
MTとセミATのシーケンシャルマニュアルトランスミッション(SMT)の2種類があり、初期型は5速、マイナーチェンジ以降は6速となっている。ATの設定はない。国産量産車では初めてのSMT搭載車である。


歴史
  • 1995年、MR-Sの原型となるMR-Jという4人乗りのコンセプトカーがモーターショーで発表される。
  • 1997年、MR-Sという名前のコンセプトカーが東京モーターショーで発表される。基本スペックは1999年発表の量産モデルとほぼ同一だが、外観デザインの細部は異なる。
  • 1999年10月、発売。
  • 2000年8月、シーケンシャルMTモデルを追加。トップグレードのVエディション追加。
  • 2002年8月、マイナーチェンジ。変更点はミッション変更(5速→6速)。タイヤサイズ変更(F185/55R15,R205/50R15→F185/55R15,R215/45/R16)。フォグランプ追加。ヘッドランプ&テールランプ変更。シート形状を穴あきタイプに変更。ボディ剛性強化。サスペンション剛性強化。インテリア変更など。
  • 2004年、さらにボディ剛性を強化したため、車重が30kgほど増加した。
  • 2005年12月、フォグランプインジケーター追加。テールランプとブレーキランプの配置入替。
  • 2006年11月、ベース車を2007年1月に生産終了、特別仕様車「Vエディション ファイナルバージョン」を1000台限定で発売し、2007年7月での生産終了を発表。
  • 2007年7月、折からのスポーツカー不振のため、生産終了およびモデル廃止。これによって、レクサスブランドのレクサス・SCを除きトヨタブランドとしてのスポーツカーのラインナップがほぼ消滅し、同事業から事実上撤退した。
参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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