トヨタ:カローラ中古車情報!カタログ・在庫


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 トヨタ:カローラの概要♪


初代 E10型(1966年 - 1970年)
800cc級エントリーモデルのパブリカと、1500cc級乗用車であるコロナの中間の車種として企画された。

開発陣のトップである主査の長谷川龍雄は、機能主義に徹したパブリカが商業的に成功を収められなかったことへの反省から、大衆ユーザーの上位志向に応じた「デラックス感」のある内外装を備えつつ、高速道路の整備進展に伴う、十分な高速巡航性能を備える小型大衆車の開発を目論んだ。この開発で、様々な面での評価において一定以上の水準を満たし、トータルでの高い完成度を追求する「80点主義」が標榜されたことは有名である。

当初は1000cc車として企画されたが、開発後期に至って日産自動車がやはり1000ccの競合モデル(のちの初代サニー)を開発中である情報が伝わり、その営業施策における辣腕で「販売の神様」と呼ばれたトヨタ自動車販売(当時)社長・神谷正太郎の強い要請で、排気量を急遽1100cc級に拡大して、性能強化を図った。これによって打ち出された広告フレーズ「プラス100ccの余裕」も後世まで長く知られるコピーとなった。

当初から輸出も含めた大量生産を企図し、トヨタの本拠である豊田市内に、カローラ専用の大規模新工場である高岡工場を建設した。

発売されたカローラは、市場において競合モデルのサニーを凌駕する人気を得、意図したとおりの商業的成功を収めた。

  • 1966年10月、東京モーターショーで発表され、同年11月発売。発売当初は2ドアセダンのみ。
    • エンジンは新開発の水冷直列4気筒、ハイカムシャフト方式で5ベアリングのクランクシャフトを用いた1077ccOHV K型エンジン。5ベアリング式として高回転に備え、またエンジンの重心を低くすることを前提にボンネット内にコンパクトに収める目的で、最初からシリンダーヘッド部を正面から見て約20°傾斜させた格好で設計されている。
    • 日本国内では同クラス初のフロアシフトによる4速マニュアルトランスミッション、日本製乗用車としては初のマクファーソン・ストラット式の前輪独立懸架などの新機構が取り入れられた。当時3速式主流の中での4速化は高速化時代への対応、フロアシフトは操作性向上とコストダウンが目的である。ストラット懸架はコンパクトなサスペンションで、以後日本メーカーの多くが小型車分野で追随して採用した。
  • 1967年5月に4ドアセダンとバン(KE16V型)が追加され、同時にトヨグライドと呼ばれる、2速AT車も設定。
  • 1968年4月にマイナーチェンジ。
    • ダッシュボードのソフトパッド化、メーターへの無反射ガラス採用、2スピードワイパーの標準装備化、メーカーオプションでフロントディスクブレーキを新設定。
    • 2ドアクーペ「カローラスプリンター」追加。
    • セダンにもスプリンター同様の73psのツインキャブエンジンを搭載。
    • SL追加。フロントディスクブレーキとタコメーターを標準装備。
    • SL以外のグレードには3速コラムシフトMT追加。
  • 同年から北米と欧州へ輸出開始。
  • 1969年9月の一部改良では、排気量を100ccアップした3K型エンジンを全車に搭載。
    • 前輪サスは全車、マクファーソン・ストラット式となる。

2代目 E20型(1970年 - 1977年)
  • 1970年5月、モデルチェンジ。
    • ステアリングギアボックスはボール・ナット(リサーキュレーティング・ボール)式。
    • 前輪サスペンションは、マクファーソン・ストラットコイルとなる。
    • HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。
  • 1970年9月 1400シリーズ追加。
    • OHV1400ccのT型エンジン搭載。
  • 1971年4月、T-B型OHV・ツインキャブエンジンと5速MTフロアシフトを搭載する「1400SL」、「1400SR」が追加。
  • 1971年8月 最初のマイナーチェンジ。
    • フロントグリルとリアコンビランプのデザインを変更し、保安基準改正のため、リアターンシグナルレンズが赤からアンバーとなる。
  • 1972年3月、2T-G型DOHCエンジン(有鉛ハイオクガソリン仕様・115馬力)および2T-GR型DOHCエンジン(無鉛ガソリン仕様・110馬力)を搭載する「レビン」(TE27型)が登場。
  • 1972年8月 2度目のマイナーチェンジで再度フェイスリフト。ターンシグナルランプの位置がラジエターグリル側面の両端から、フロントフェンダー側面の前方に移動。これに伴いクーペに1200SRを追加。
  • 1973年4月、2T-B型OHV・ツインキャブエンジン(105馬力。有鉛ハイオク仕様)を搭載したクーペに「レビンJ」、「1600SR」、「1600SL」(TE27型)、セダンに「1600SL」(TE21型)が追加。既存モデルは昭和48年排出ガス規制を実施。
  • 1973年6月 ハイデラックスにオーバードライブ付き5速MTを追加。
  • 1974年4月 セダン、クーペ販売終了。
  • 1977年12月 バン販売終了。

3代目 E30/50型(1974年 - 1979年)
  • 1974年4月、E30型にモデルチェンジ。生産台数は歴代最多。
    • ボディは従来の2・4ドアセダン、ワゴン、2・4ドアバンに加え、2ドアハードトップが加わる。
    • エンジンは1200が3K-H(STD,DX,HI-DX)/ツインキャブレギュラー仕様の3K-B型(SL,SR)。1400がT型(DX,HI-DX)/T-BR型(SL)、1600が2T型(HI-DX)/2T-BR型(GSL)、そして2T-GR型(レビン)及び2T-G型(同有鉛ハイオク仕様)である。
    • 安全対策では全車インストゥルメントパネルはフルパッドで覆われ、腰部と肩部が分割ではない(一本ベルトの)自動巻取り式フロント3点式シートベルトを採用。DX以上は衝撃吸収ステアリングコラムが、HI-DX以上はフロントディスクブレーキが標準採用。
  • 1975年1月 ハイオク仕様車廃止。
  • 1975年11月 一部改良。
    • 2T-GR型エンジン廃止に伴い、レビンシリーズ一時生産中止。同時にデザイン小変更。
  • 1976年1月 一部改良。
    • シューティングブレーク風3ドアモデルのリフトバックシリーズ追加。
  • 1977年1月 マイナーチェンジ。これより型式がE50型となる。
    • セダン・ハードトップの外装変更。
    • レビンシリーズ生産再開。電子燃料噴射装置(EFI)仕様の2T-GEU型エンジンで昭和51年排出ガス規制適合。
    • クーペシリーズを追加、レビンは2ドアハードトップから2ドアクーペに変更。
  • 1977年10月 一部改良。
    • 1200ccMT車の排気量を1300ccに拡大し、4K-U型エンジン(TTC-C 触媒方式)で昭和53年排出ガス規制適合。
  • 1978年5月 一部改良。
    • セダン・ハードトップは、排気量別のフロントデザインを統一、セダン用、ハードトップ用となる。クーペ、リフトバック用も意匠変更。

4代目 E70型(1979年 - 1987年)
  • 1979年3月、4代目にモデルチェンジ。歴代最後の後輪駆動車。
    • エンジンは新開発のSOHC1500cc、3A-U型が新規で搭載。全車にフロントディスクブレーキを採用。
    • ステアリングギアボックスの形式は、デビュー当初は1300cc車のみラック&ピニオンであったが、1981年のマイナーチェンジで1500cc車にもラック&ピニオンが採用。
    • 中堅グレード以上のグレードにウレタン樹脂を用いた大型バンパーが標準装備。
  • 1982年5月にワゴンを追加。
    • エンジンは当初、1300ccの4K-U型のみの展開で、グレードは1300DXと1300GLの2種、トランスミッションは4速MTのみ。のちに1800cc、1C型ディーゼルを追加。
    • リアサスペンションはE70型バンと共通のリーフリジッド。
  • 1979年8月には、13T-U型エンジン搭載の1800シリーズ(TE73)が登場。
  • 1981年8月にマイナーチェンジ。1300/1500のエンジンを改良。フェイスリフトを行う。これに伴い1800シリーズが廃止されバンを除く全車にラジアルタイヤが標準装備。
  • 1982年2月には、日本の小型大衆車クラス初の1800cc、1C型ディーゼル搭載車を追加。4速AT採用(カローラとしては史上初)。
    • 4ドアセダン・3ドアリフトバック・2ドアハードトップモデルに、2T-GEU搭載の「GT」を設定。特にセダンの1600GTはラリーフィールドで用いられた。
  • 1983年5月、セダン販売終了。バン/ワゴンでセミハイルーフ化およびフェイスリフトを実施。
  • 1985年8月、バン/ワゴンフェイスリフト。
  • 1987年8月、バン/ワゴン販売終了。

5代目 E80型(1983年 - 1987年)
  • 1983年5月、5代目にモデルチェンジ。
    • 2/3ドアのクーペカローラレビンを除き、FF化される。
    • スタイリングはジウジアーロで、ボディと一体化したウレタン樹脂製バンパーが採用され、その内の上級車種はバンパー上部に限り車体色を用いる。国内向けとしてはこの代よりドアミラーが標準装備となり、これと反対にフェンダーミラーがメーカーオプションとなった。5ドアリフトバックを新規に設定。
    • 1600cc4A-ELU型エンジン搭載車には電子制御4速オートマチック(ECT-S)搭載車とオプションとしてカローラ初のデジタルメーター・オートドライブが設定された。
  • 1984年1月、一部改良で「GLサルーン」シリーズが追加。
    • 「1500 SEサルーン」と「1500 SE」は4速オートマチックが設定され、カラードバンパーとなる。ドアミラーは可倒式電動リモコンに変更。
  • 1984年10月、4ドアセダンに4A-GE型エンジンを搭載した1600GT設定。
  • 1985年5月のマイナーチェンジでは、フェイスリフトを行い、1300ccのガソリンエンジンがこれまでの2A-LU型から2E-LU型SOHC12バルブエンジンに改良。「SE系」で後席センターアームレストを装備。

6代目 E90型(1987年 - 1991年)
  • 1987年5月、モデルチェンジ。
    • スタイリングは基本的にE80型からのキープコンセプトとなるが、全高をやや低くし丸みを帯びたデザインとなる。上級車種には、高級モケットシート、エレクトロニック・ディスプレイメーター、TEMSといった装備が採用。エアコンは全車販売店オプション。
    • カローラとしてはこの代より、ボディの下塗り塗装にカチオン電着塗装が用いられる。
    • ガソリンエンジンは1500cc以上はすべてDOHC16バルブとなる。
  • 5ドアリフトバックは、スプリンターシエロのみとなり、カローラでは廃止された。
  • 同年8月にワゴン/バンをそれぞれモデルチェンジ。同年10月にセダンにフルタイム4WDが追加される。
    • ガソリンエンジンのMT車にはメカニカル・デフロック付フルタイム4WD、ガソリンエンジンのAT車には電子制御油圧式ハイマチック4WD搭載。
  • 1989年5月にマイナーチェンジ。
    • 1300ccを除くガソリンエンジンがすべてEFI(電子制御燃料噴射)化され、1500ccに追加された「SEリミテッドG」に5A-FHE型ハイメカツインカムを搭載。
    • 2C-III(2C-L)型2000ccディーゼルエンジンを搭載する4WDモデルが追加。ビスカスカップリング・センターディファレンシャル式のフルタイム4WD搭載。MT車のみ。
    • 1800ccディーゼルエンジン1C-II型を1C-III(1C-L)型に変更、1300cc2E-LU型ガソリンエンジンは電子制御キャブレターとなる。

7代目 E100型(1991年 - 2002年)
  • 1991年6月、7代目にモデルチェンジ。
    • 金メッキ端子を用いたハーネスの採用、ボディの80%以上に亜鉛メッキ合金を用いた防錆鋼板の採用など、内外装や装備も含め至って高品質なモデルであった。
    • 車体設計にフルラップ衝突対応の「CIAS(サイアス)」を採用。また、国内向けのカローラとしてはこの代より全車にサイドドアビームが標準装備。
    • 1600cc・4A-GE型は1気筒あたり5バルブのDOHC20バルブとなる。その他のガソリンエンジンはバン並びにビジネスワゴンを除き全てDOHC16バルブ。ディーゼルエンジンは2C-III型2000ccに統一。
    • 1500cc・5A-FEエンジン搭載車のMTが全て5速化。
    • 上級グレードのSEリミテッドは、当初SE-Lという名称であったが、メルセデス・ベンツからクレームが入り、名称を変更した経緯がある。
    • 「SE」系グレードにはパワーステアリング、パワーウィンドゥ、エアコンなどといった装備が標準設定された「フル装備」となっていた。
    • 同年9月にはワゴン/バンをそれぞれモデルチェンジ。
  • 1993年5月のマイナーチェンジでは、コスト削減のためSE-Gのデジタルメーターとパワーシートなどのオプション廃止。内外装変更。特にSEリミテッドは装備が厳選され若干コストダウン、1500XEのAT車は4速化された。エアコンの冷媒を代替フロンに変更。1300cc・4E-FE型エンジン搭載車は常用域におけるドライバビリティ向上の目的のため最高出力が100ps(ネット値)から97ps(ネット値)へダウンした。また、ツーリングワゴンも同時にマイナーチェンジを実施しており、後部座席ドアをパワーウインドウ化、Gツーリングに電動格納ドアミラーを装備するなど装備の充実も行われた。
  • 1994年、GTをベースに3S-GE型エンジンを搭載し、全日本ツーリングカー選手権出場マシンの開発テクノロジーを活かした特別仕様車「カローラ TRD2000」を台数限定(99台)で発売(実生産は12台)。
  • 1994年2月、ビジネスワゴン並びにバンがマイナーチェンジ。1300cc並びに1500ccの各ガソリンエンジンが全てハイメカツインカム化される。
  • 1995年5月、セダンはE110型へフルモデルチェンジされ販売終了。同時にツーリングワゴンが二度目のマイナーチェンジ。フロントラジエターグリルの花冠マークのエンブレムが廃止され、代わりに同社のCIロゴをあしらったフロントエンブレムへ変更される。これに伴い4A-FE型エンジン搭載の4WD車とディーゼル車がそれぞれ追加。
  • 1996年5月、ツーリングワゴン及びビジネスワゴンが一部改良。運転席エアバッグ・ABS(ツーリングワゴンのみ)を標準装備にした他、4A-GE型エンジン搭載のBZツーリングを追加。
  • 1997年5月、ツーリングワゴンが三度目のマイナーチェンジ。助手席エアバッグを標準装備化、プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトの採用など安全面の向上が行われた。後部座席ヘッドレストを分割式に変更、グリルガードが廃止される。BZツーリングは、3本スポークのステアリングになった他、MTを6速化。この時期のステーションワゴンブームに便乗して「カロゴン」の愛称がつき、グレードによって「ツーリングワゴン」と「ビジネスワゴン」に分かれる。
  • 1998年4月、ガソリン車が平成10年アイドリング規制に適合。ディーゼルエンジンが3C-E型2200ccに変更されると同時に平成9年規制に適合。同時にビジネスワゴンにも助手席エアバッグ・ABS・プリテンショナー・フォースリミッター付きシートベルトが標準装備化される。
  • ツーリングワゴンは2000年8月まで、バン及びビジネスワゴンは2002年8月まで販売。

8代目 E110型(1995年 - 2000年)
  • 1995年5月15日、8代目にモデルチェンジ。
    • 豪華絢爛な先代から一転し、大衆車としての原点回帰を図る。基本構造は先代と同じで、リベット溶接の採用、防錆鋼板の使用比率を約88%に拡大など、耐久性の向上と内外装のコストダウンを図る。国内向けはセダンのみ。
    • 1500cc5A-FEエンジン搭載車のATは全車4速となった。
  • 1996年5月の一部改良では「SEサルーン」等の一部に、無地だったバンパー上部にシルバーメタリックあるいはグレーメタリックの塗装が施され、同時にABS・デュアルエアバッグを標準装備。
  • 1997年4月に比較的大規模なマイナーチェンジ。内外装の改良および質感の向上などが挙げられる。
    • 車体設計がこれまでのフルラップ衝突対応の「CIAS」基準からオフセット衝突対応の「GOA(ゴア)」基準になる。
    • 「SEサルーン」に限りオートエアコンが標準装備。同時に後席ヘッドレストを分割式に、ヘッドライトが全車マルチリフレクター式となる。
    • スポーツグレードのGTが6速MTを装備して復活。Dジェトロ方式の採用、各気筒独立のスロットルの口径拡大により最大出力は165psとなる。これに伴い、前期型の「1.6 Sクルーズ」は廃止。
  • 1998年4月の一部改良では、ガソリン車がすべて平成10年アイドリング規制に適合され、ディーゼル車がこれまでの2000ccのメカニカル式燃料噴射ディーゼル(2C-III型、73ps)から2200ccのEFIディーゼル(3C-E型、79ps)に変更および平成9年規制に適合。これに伴い1300cc4E-FE型エンジン車のマニュアルトランスミッションが5速化される。

9代目 E120/130型(2000年 - 2006年)
  • 2000年8月28日、9代目にモデルチェンジ。ステーションワゴンのカローラフィールダーも同時に登場。「過去の大衆車枠から脱却した」新時代のカローラを宣言すべくNew Century Valueというコンセプトを掲げた。
    • プラットフォームやエンジンが一新される。セダンのGT系グレードおよびカローラレビン等のスポーツモデルは廃止された。
    • 特にセダンのエクステリアデザインに関しては、トヨタの欧州デザインスタジオの「ED4(スクエア)」(旧・EPOC)案がベースとなっている。
    • フロントグリルのエンブレムは、それまでのカローラ(花冠)マークからNCVを図案化したものに変更。
    • FF(前輪駆動)車用のリヤサスペンションは軽量化と合理化、走行安定性向上のため、トレーリングビームとなる。4WD(4輪駆動)車用にはバイザッハ・アクスル方式のダブルウィッシュボーン式独立懸架を採用。
    • サイズは大型化され、ホイールベースは2,600mmに延長。4ドアセダンのCd値は前期型、中期型、後期型共に0.29を達成。
    • カローラにとっては初の横滑り防止機構(VSC)やトラクション・コントロール(TRC)といった安全装備が採用された。
    • 車体下部に用いられるアンダーコートに関しては、この代よりボディの軽量化を図る目的でこれまでのアスファルト系ソルから塩ビ系ソルに変更され、ボディの塗装に関してもこの代より地球環境問題に配慮する理由で油性系塗料による塗装から水性系塗料による塗装に変更されている。更に上記の理由と同様に地球環境問題に配慮する理由で内装のソフトパッドの使用比率が後期型のE110型セダンに比較して減少している。
    • 搭載するエンジンに関しては、ガソリンエンジンは全て新開発となっており1300ccの2NZ-FEおよび1500ccの1NZ-FE、1800ccの1ZZ-FEがそれぞれ用意され、いずれもVVT-iに対応したDOHC16バルブ機構を採用する。カム駆動はタイミングチェーンを採用。またディーゼルエンジンは直動式バルブ機構を用いたSOHC8バルブ機構を採用し、吸排気レイアウトが変更された2200ccの3C-Eが用意される。
    • オートマチック車は全て電子制御(Super ECT)化され、「1.8 LUXEL(ラグゼール)」には同社の小型クラスとしては初のゲート式シフトレバーが採用されている。
    • 4WD車はこの代よりMT仕様がすべて廃止。
  • 2002年9月19日に行われた最初のマイナーチェンジでは、内外装が若干変更され、中期型になる。これに伴いエンジン改良等を行い、平成12年度排出ガス基準75%を達成した。
    • セダン、フィールダー、ランクス全車のリアシートの中央部に新たにヘッドレストが装備される。セダンの「1.8 LUXEL」シリーズのみ4灯式HIDヘッドランプおよび中期型フィールダー用と共通の大型フロントバンパーが標準装備となる。
  • 2004年4月28日に行われた2度目のマイナーチェンジでは、フロントノーズ周辺の造形が若干角ばった造形となり後期型フィールダー同様、4灯式ヘッドランプが標準装備され、「1.8 LUXEL」シリーズおよび「1.5 X」ベースの特別仕様車には4灯式HIDヘッドランプが標準装備となる。
    • 3C-E型2200ccディーゼルエンジン廃止。オーディオのメーカーオプション廃止。

10代目 E140/150型(2006年 - )
  • 2006年10月10日にモデルチェンジ。セダンはサブネームが付いた「カローラアクシオ(COROLLA Axio)」。ワゴンは9代目に続き「カローラフィールダー」の名称で展開される。外観は先代のE120型のイメージを踏襲しつつ、よりスタイリッシュにアレンジしたデザインとなった。ボディのCd値は先代のE120型同様、0.29。アクシオは2007年度のグッドデザイン賞を受賞。
    • アクシオとフィールダーは先代120型カローラのプラットホームを改良の上流用。
    • エンジンは今回からすべてローラーロッカーアーム式に統一された1500cc車用の1NZ-FE型(VVT-i対応、110馬力(4WD車用は105馬力))エンジンが継続され、1800cc車用には新開発の2ZR-FE型(DUAL VVT-i対応、136馬力(4WD車用は125馬力))エンジンが搭載。オートマチックトランスミッションは全車Super CVT iが採用され、内、1800cc車には7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック付のSuper CVT iが採用される。また、1500ccモデルのFF車に5速MTも用意される。4WD車はアクシオの最上級グレードの「1.8 LUXEL ?エディション」を除く全てのグレードに設定されている。
    • 発売当初は法人向けの「1.5 X ビジネスパッケージ」を除き、全車にバックモニター機能付5.8インチ液晶ディスプレイとCDオーディオ、前後ドアスピーカーが標準装備されていた。メーカーオプションのHDDナビゲーションシステムは、バックモニター機能付6.5インチ液晶ディスプレイとなる。
    • アクシオの場合、車体製造に関しては高岡工場、ならびにセントラル自動車が担当する。なお、国内向けの9代目(E120型)以前のセダンの場合、高岡工場のほか、関東自動車工業が車体製造を担当していた。
    • また、国内専用のカローラシリーズはこの代よりフィールダーから先行開発されており、車体設計およびエクステリアデザイン、インテリアデザインなどもフィールダーから先にデザインされている。
  • 2008年10月28日にマイナーチェンジ。同日より発売。ボディの寸法(スリーサイズ)は前期型からそのまま据え置かれ、前後バンパーはマイナーチェンジ前のモデルのものを流用。4WD車では前期型にあった側面の4WDステッカーが廃止された。「1.8 LUXEL ?エディション」を除く全車にオーディオレス仕様のグレードを拡大、特に法人向けの「1.5 X ビジネスパッケージ」と個人向け中堅グレードの「1.5 G」は主要装備が大幅に厳選された。
    • 2009年1月14日には「1.5 X」のFF車の5MT仕様をベースにタコメーター、ドライブモニター、本革巻きステアリング、エアロパーツ、215/45R17 87Wラジアルタイヤ・17インチアルミホイール、15インチ対応フロント用大径ディスクブレーキローター、専用スポーツサスペンションなどが追加装備され、インタークーラーおよび専用ECU、IHI製ターボチャージャーなどが装着された1NZ-FE型エンジンを搭載したTRDオリジナルのコンプリートカー『カローラアクシオ "GT"(TRD Turbo)』が追加。同年2月9日より販売を開始した。車両本体価格は消費税込み249.5万円。形式認定を受けない改造車のため架装車扱いとなり書類上持ち込み登録の販売ではあるが、事実上量販向けのカローラとしては初のガソリンターボエンジン搭載モデルである。
参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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