トヨタ:スターレット中古車情報!カタログ・在庫


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 トヨタ:スターレットの概要♪


初代(P40型、1973年-1978年)

1973年4月に2代目パブリカのクーペモデルとして、パブリカ・スターレットの名でデビュー。初代セリカで好評であった「フルチョイスシステム」に倣った「フリーチョイスシステム」を採用していた。公表はされていないが、エクステリアデザインの原案をジウジアーロが担当しており、直線的なデザインは曲面主体の当時の国産車にあっては新鮮なものだった。同年10月、4ドアモデルが追加されトヨタ・スターレットとしてパブリカシリーズから独立。

搭載エンジンは、パブリカと共通の2K型1000ccと3K型1200ccの2種で、1200ccにはさらにシングルキャブ(68馬力)とツインキャブ(74馬力)の2種が用意されていた。1976年2月にはマイナーチェンジと同時に昭和51年排気ガス規制を乗り切るため、排ガス規制困難な1000ccとツインキャブを廃止、64馬力仕様の1200ccのシングルキャブのみとなった。同年9月にはATが追加(パブリカにも)された。

またレースでも使われており、富士スピードウェイでのマイナーツーリングレースでは日産・サニー(B110型)、ホンダ・シビック(SB1型)との熾烈なバトルが繰り広げられた。


2代目(P60型、1978年-1984年)
通称:「1300スターレット」。1978年2月のモデルチェンジでハッチバックボディに転換。駆動方式はFRのままだった。エンジンは先代モデルの3Kの排気量アップ版4K型、72馬力へ変更された。

同年10月、パブリカバンの後継車として、ボディ後部を延長した5ドアバン(KP61/62V)が追加された。なお、バンタイプは当初はパブリカと同じ1200ccの3K型が搭載されたが、1982年1月には1300ccの4K型に改めれている。
廉価グレードのDX-Aに、自動でアイドリングストップする「エコランシステム」が設定されていた。1980年5月から中期型、中期型の途中の1981年8月には吸気系統の変更でレーザーエンジンに変更され、AT車も従来の2速型から3速型に変更された。 1982年8月から後期型へとマイナーチェンジするが、中期型はヘッドライトが前期型の丸型2灯から角型2灯になり、同時に女性仕様の「リセ」が追加される。更に後期型は車幅灯がヘッドライトの側面に付くようになり、ハッチバックの開閉面積が拡大されたと同時にインパネのデザインが大幅に変更され,1983年4月以降はドアミラー仕様車も追加される。前期型と後期型では同じP60型でも印象が大きく異なっていた。また、後期型では電子燃料噴射方式(EFI)仕様の「Si」「SE-EFI」「XL-EFI」が追加された。ただ、走りについては吹け上がりなどでキャブレター式である「S」の方が実力は高く、またS以外はエンジンスペックが全く同じであったので、競技用として使うには廉価グレードであったDXやスタンダードが好まれた。余計な装備が無く軽量であり、改造にも向いていたからである。ヘラジカ風のエンブレムを冠した最後のモデルである。

後輪駆動車である上に中古車価格の値下がりが早く、1980年代から1990年代にかけて競技用として普及し、サーキットで開催されるフレッシュマンレースやN1レースで盛んに使用された。同時に走り屋にも普及し、当時はローリング族や環状族に人気があった。また、走り屋の間ではエンジンを1500cc版の5K型や4A-GE型に換装する改造が流行した。近年では、D1グランプリに使用されたことがある。

また、1980年にはパリ=ダカールラリーに参戦、時間外ながらも完走を果たしている。

当時のカタログには砂漠を片輪走行するシーン。


3代目(P70型、1984年-1989年)

1984年10月にフルモデルチェンジ。前輪駆動方式に転換。型式名はEP71。

1985年1月 お買い得価格の特別仕様車のソレイユが登場。1986年1月にはカタログモデルに昇格。1987年1月マイナーチェンジ後はエアコンとカラーバンパーを装備した特別仕様車の「ソレイユL」が度々限定販売された。

1986年1月には、ネット105馬力にパワーアップをしたターボモデルを追加。

1987年1月のマイナーチェンジを経て、1988年1月にはターボ仕様車を一部変更でフォグランプ組み込みのフロントグリルを採用、同時に110馬力にパワーアップをした。さらにモデル末期の1988年8月には、Siとソレイユにキャンバストップ仕様を追加。バンモデル(EP76V)も存在したが、先代と異なり乗用モデルの3ドア車と同じ車体であった。この代を以ってスターレットの商用モデルは消滅し、1988年8月にスプリンターバンへ移行した。

エンジンは2E系1300ccで、バスタブ形燃焼室を採用した直列4気筒SOHC12バルブ方式を搭載。デラックスには受注生産でリーンバーンエンジンの低燃費スペシャル「パーシャルリーンシステム仕様」が設定されていた。また、1987年には1N型1500ccディーゼルも追加。ディーゼル車の型式名はNP70。

前輪駆動となってからも、Ri(自然吸気)・ターボRというモータースポーツ向けグレードが用意されていた。元々のスポーツグレードであるSi・ターボSに比べると、バンパー未塗装、商用グレードの内装など快適装備類が削られ、より競技車両への改造が容易になっていた。KP型の後を継いで、サーキットレースをはじめ、ジムカーナやダートトライアルまで幅広い競技にエントリーした人気車種であった。異色で5ドアのターボモデルも販売されていたがあまり知られてない。ちなみに、最量販グレードは充実装備のリーズナブルな実用グレードの「ソレイユ」だった。女性仕様のリセがあった。

現在では車両価格の安さ、軽さ、4Eエンジン換装の手軽さなどから耐久レースなどで活用されている。


4代目(P80型、1989年-1995年)
1989年12月にフルモデルチェンジ。1300ccエンジンはSOHC12バルブから一転し、ハイメカツインカムII(DOHC16バルブ)となる(最高出力はキャブレター仕様が82ps、EFIが100ps(1993年の一部改良以降97psにスペックダウン)、ターボが135ps)。スターレット初の4輪ディスクブレーキをGTに搭載し、オプションのABSはクラス初である。型式名は、前輪駆動モデルはEP82、四輪駆動モデルはEP85、ディーゼルエンジンモデルはNP80。

1992年1月のマイナーチェンジで、全てのエンジンがインジェクション仕様となる。SRSエアバッグも用意される。

先代のSOHCターボが好評だったが、DOHC化されたターボエンジンはシャーシに対して、先代以上にオーバースペックで、「ネズミ花火ハンドリング」とも呼ばれるようなじゃじゃ馬振りだった。マイナーチェンジで足回りが見直され、ハンドリングマナーもやや落ち着いた。フェイスリフトを受けた最終型では、丸型ヘッドランプとなりホットハッチらしい風貌となった。 1994年5月のマイナーチェンジでは、6年間続いたキャンバストップの生産が終了した。

GTは現在でもそのポテンシャルの高さを買われ、草レースやダートトライアルに使用されることがある。また、NAモデルは歴代最高の出力を誇ったことや価格の安さから、N1レースやフレッシュマンレースで使用されている。

4WDモデル改FRドリ車仕様がドリフト天国誌によって制作された。モチーフは前述のKP61型のドリ車でフェンダーミラーがついている。


5代目(P90型、1995年-1999年)
1996年1月にフルモデルチェンジ。衝突安全ボディ"GOA"を採用する。型式名は前輪駆動モデルはEP91、四輪駆動モデルはEP95、ディーゼルエンジンモデルはNP90。 スポーティーな外観を持つモデルはそれぞれ、4E-FE型エンジン(1331cc)を搭載した自然吸気モデル"グランツァS (Glanza S) "、4E-FTE型エンジン(1331cc)を搭載したターボモデル"グランツァV (Glanza V) "という名称になり、3ドアのみラインナップされた。ターボモデルには本格的なスポーツ走行を目的とし、快適な装備を省いたモータースポーツパッケージ (MSP) も用意された。ただしEP91型のターボモデルでは、初心者による運転を意識したためか、1速(発進時)でターボを強く働かせない機構が追加されている(ローモード・スイッチ)。

4E-FE型エンジンを搭載した自然吸気通常モデルは"ルフレ(Reflet /f/x) "という名称になり、3ドアと5ドアがラインナップされた。EP82型搭載のEFIエンジンと同型式ではあるが、環境性能・操作性などを重視したチューンにより出力が下がっている。1997年12月のマイナーチェンジで自然吸気エンジン全車にTDI(Toyota Direct Ignition System)を採用した。なお上位モデルのルフレxは、内・外装デザイン以外の性能は自然吸気スポーツモデルのグランツァSと同等であった。

1997年には、クラシック風のドレスアップモデルとして"カラット (Carat) "、1998年1月のマイナーチェンジを経て、同年6月には特別仕様車としてカジュアルRV仕様車の"リミックス (Remix) "(5ドアのみ)もラインナップされた。

1999年1月、事実上の後継車といえるヴィッツが登場したが、その欧州スタイルに対する市場の拒否反応を懸念し、保険として併売された。

1999年8月 ヴィッツ1300cc車追加と同時に生産・販売終了となった。

EP91型ターボモデルは、グランツーリスモシリーズや首都高バトル01といったレースゲームに登場している。

参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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