トヨタ:ソアラ中古車情報!カタログ・在庫


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 トヨタ:ソアラの概要♪


初代 Z10型(1981-1986年)
1980年、「大阪国際モーターショー」で「EX-8」の名称で参考出品される。
  • 1981年2月に「ソアラ」が発売され、グリフォンをイメージしたエンブレムが付けられる。第2回'81-'82日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞する。
    • 操作にタッチパネルを用いたマイコン式オートエアコン、走行可能距離、目的地到着時刻をマイコンにて自動演算するドライブコンピューターなどが上級車種に採用された。
    • エンジンはGTに5M-GEU、VX、VR、VII、VIには1G-EUが搭載。ツインカムエンジンの5M-GEUは、SOHCの5M-EUのブロックにアルミ製ツインカムヘッドを乗せたもので、馬力で+25psの170ps、トルクで+0.5Kg/mの24.0Kg/mを出力(全てJISグロス値)。カム駆動をタイミングチェーンからタイミングベルトに変え、カムとバルブの隙間を常に油圧によってゼロに保つラッシュアジャスターが採用(1G-EUと同等のもの)。
    • 2種のエンジンに組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックで、特に1G-EUと組み合わされたA42DL型オートマチックトランスミッションはオーバードライブの4速時にロックアップクラッチを作動させる2ウェイオーバードライブ機構を採用。
    • VII以上はトヨタ初となる回転数感応型パワーアシスト付ラックアンドピニオンステアリングが採用。
    • サスペンションは全グレード4輪独立懸架(前マクファーソンストラット、後セミトレーリングアーム)で、ブレーキは4輪ディスクタイプが採用。GTグレードとVRには国産車初となる4輪ベンチレーテッドディスクが採用され、ばね定数を高めたサスペンションとタイヤは195・70HR14サイズのミシュランXVSとの組合せとなる。
  • 1981年7月にはM-TEU型直6SOHC・2000ccターボ (145ps 21.5kg/m)を搭載する2000VR・2000VIIターボが追加。
  • 1982年の部分改良でエンジンをコンピューターで統合制御するTCCS及び5M-GEU搭載車のATに変速を電子制御にて行うECTが同時に採用。最廉価モデルである2000VIが廃止になり、全車デジタルメーターとなり、最上級グレードの2800GTリミテッドが追加。
  • 1983年にマイナーチェンジを行い、新たに1G-GEU搭載の2.0GTが追加されM-TEU搭載車は2.0ターボに統合された。2800GTエクストラは廃止された。内外装に大幅な変更が行われ、外装では前後バンパー、モール、グリル、テールランプのデザインが変更されて全長が20o延長され前輪揚力係数の低減を実現している。内装では2800GTリミテッドのみ採用だったバケットタイプのシートを2.0GT及び2.0ターボに拡大採用。内装飾の変更、新デザインのデジタルメーター。左右ドアにポケットの追加。ステアリングホーンパッドの意思変更等である。
    • ショックアブソーバーの減衰力をマイコンで自動制御(スイッチにより任意に切り替えも可能)するTEMSが2.8GT、2.8GTリミテッドに採用された。タイヤは60扁平タイヤが認可されたため205/60R15サイズが2.0ターボ及び2.0GT、2.8GTに採用されホイールも新デザインの15インチにサイズアップされた(VII、VR、VXは前年と変更無し)GTリミテッドのみピレリP6が装着された。
    • エンジンは1G-GEU型直6DOHC・2000cc(160ps 18.5kg/m) がラインアップされ、M-TEU型は水冷インタークーラー装着により (160ps 23.5kg/m)となる。TCCSは5M-GEU搭載車をはじめ、1G-EU、M-TEU、そして新たに採用された1G-GEUに採用を拡大。
  • 1984年の部分改良で電動格納式ドアミラーが設定され、AT車のノブ形状が変更されオーバードライブスイッチが付く。エクステリアではフロント及びリヤスポイラーが採用。5M-GEUエンジンは圧縮比を8.8から9.2に上げ175ps、24.5Kg/mとなった。
  • 1985年の部分改良では、2.8Lの5M-GEUから新たに3Lの6M-GEU(190ps 26.5kg/m)が搭載(MZ12型)された他、1G-EUがバキュームセンサーを採用、圧縮比アップにより130psにパワーアップ。
    • 「トヨタ エレクトロ マルチビジョン」を3.0GTリミテッドのAT車にオプション。小型ブラウン管による地上アナログTV、タコメーター表示、シフトポジションを表示する他、燃費、オイル交換時期などのメンテナンス時期、ダイアグノーシスを表示する。外観上ではトランクフード脇の左右2本のテレビ受信用のオートアンテナが特徴。

2代目 Z20型(1986-1991年)
1986年発売。
  • エンジンラインナップは2000ccが1G-EU、1G-GEU、1G-GTEUツインターボ(185ps,後に200ps,210ps)、7M-GTEU型直6・DOHC・3000ccターボ(前期型230ps、後期型240ps)がラインアップ。89年1月のマイナーチェンジで直列6気筒OHCの1G-EUがハイメカツインカムである直列6気筒DOHCの1G-FEとなった。グレードは下からVZ、VX、2.0GT、2.0GTツインターボ、3.0GT、3.0GTリミテッド。
  • 先代のスタイルを継承し、曲線を巧みに取り入れた。販売時期が好景気と重なったため、高価格にもかかわらず販売は好調だった。
  • サスペンションはトヨタとしては2000GT以来の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。オプションで、金属バネの代わりに空気のバネを採用した電子制御式エアサスペンションを世界で初めて搭載(3.0GTリミテッド・エアサスペンション仕様車)。
  • 1987年1月に7M-GTEU搭載車に5速MT追加。クラッチは日本初のプル式クラッチスプリングを採用。
  • 1988年1月、マイナーチェンジ。内外装を変更し後期型となる。内装ではステアリングの意思変更、デジタルメーターのデザイン小変更等。外装ではフロントグリル、テールランプのデザイン変更。エアロバンパーのフォグランプ内蔵化。最廉価グレードのVZ廃止、変わって2000t最上級グレードとなる2.0GTツインターボL追加。7M-GTEU、1G-GTEUはプレミアムガソリン仕様に。
  • 1989年4月、限定車(500台)として3.0GTをベースにした電動折りたたみ格納式メタルトップ採用のエアロキャビン発売。

3代目 Z30型(1991-2000年)
1991年、フルモデルチェンジ。全車3ナンバーサイズとなる。より大柄となったボディサイズやスポーツカー需要の減退などもあり、国内での販売は歴代モデルに比べやや低調となってしまった。

歴代モデルとしては初めて海外へ輸出され、レクサス・SCとして販売することになった。

    • アメリカで開業したレクサスブランド向けのクーペとしても開発され、デザインもカリフォルニア州のデザインセンター「CALTY」で行われた。
    • エンジンは、1JZ-GTE型直6・DOHC・2500ccツインターボ(280ps)と1UZ-FE型V8・DOHC・4000cc(260ps)。
    • コーナー時に車体をほとんどロールさせないアクティブサスペンションをオプション設定。
    • グレードは4.0GT・4.0GTリミテッド・4.0GTリミテッドアクティブサス仕様・2.5GTツインターボ・2.5GTツインターボLの5種類。
    • トランスミッションは4速ATと、2.5GT系には5速マニュアル車が設定された。
  • 1992年5月の小変更では、サンルーフがそれまで設定の無かったアクティブサスにも設定されるようになり、耐擦り傷性を向上させた黒のボディカラーが追加され、4.0GTリミテッドのフロントシートにシートヒーターを標準装備。
  • 1994年1月にマイナーチェンジを行い、中期型となる。外観はフロントバンパーとテールライトと16インチアルミホイールのデザインを変更。
    • グレード名称を4.0Lモデルは4.0GT-L、2.5Lモデルは2.5GT-Tへ変更。また、それまでの4.0GTに代わって海外仕様のレクサスSC300の日本仕様車となる2JZ-GE搭載の3.0GTが登場した。トルセンLSDを全車にオプション設定した。
  • 1995年5月の小変更では1UZエンジンの改良で5馬力アップの265馬力となる。
  • 1996年8月、最後のマイナーチェンジを行い、後期型へ進化。

外装・メカニズムを含めた大掛かりなリニューアルを行なう。外装はフロントバンパーのデザイン変更を中心にフェイスリフトを行い、新たに小型のフロントグリルが追加された。また新たにサイドマッドガードが追加され、それに伴いリアバンパーも若干のデザイン変更が行なわれている。 また、リアコンビネーションランプも国産最高級2ドアクーペらしい、より華やかなデザインへと変更された。

    • ABSと運転席助手席エアーバッグが全グレードに標準装備。
    • 2.5Lモデルは、JZX100系にも搭載された新たにVVT-iを採用したシングルターボ仕様の改良版1JZ-GTE型エンジンへ換装。
    • Lパッケージには新たにスカイフックTEMSが採用。5MTは2.5GT-Tの標準仕様のみに設定。
    • 4.0LモデルはGT-Lに統合され、オプション設定だったアクティブサスペンションを廃止。
    • 3.0LモデルにSパッケージ(スポーティーチューンドサスペンション、16インチタイヤホイール(ホイールデザインは2.5GT-Tと共通)、リヤスポイラー&リヤワイパーが標準、ボディカラー問わずブラックの内装色)追加。
  • 1997年8月の小変更では4.0Lモデルそのものが消滅し、同時に3.0Lモデルの2JZ-GEエンジンにもVVT-iが採用され、パワーアップと低燃費化が図られた。また、Gパッケージには新たに本革シートがオプション設定された。
  • 1999年8月の小変更で、3.0GT及び3.0GT-Gパッケージにも16インチのタイヤを標準装備し、2.5GT-T系のブレーキが流用され大容量化。
  • 2000年に後継モデルであるZ40系の登場に伴い、生産を終了した。

4代目 Z40型(2001-2005年)
  • 2001年4月、モデルチェンジ。海外仕様車はレクサス・SC(前期型)として販売される。
  • 1999年の東京モーターショーに、「レクサスブランド開業10周年記念車」として展示されたコンセプトカー「レクサス・スポーツクーペ」がその源流となる。ヨーロッパにあるトヨタのデザインスタジオ「ED4」(旧・EPOC)にてデザインされた。デザインを担当したのは、初代ヴィッツの外装デザインを手がけたギリシャ人デザイナーであるソリティス・コヴォス氏。
    • 先代同様に北米市場を重視し、ボディタイプは電動格納式ハードトップを持つコンバーチブルに変更。北米では2シーターのスポーツカーの保険料が高額であるため、乗車定員は4名とした。
    • エンジンは30系セルシオと同じ3UZ-FE型V8・DOHC・4300cc(280ps)を搭載。先代の直6エンジン搭載モデルは廃止。
    • ミッションは5速ATのみ。また、トヨタブランド車としては初めてとなる18インチアルミホイール&タイヤを履いた初めてのモデルとなった。
    • 「ソアラのアイデンティティ」ともいえたデジタル式のメーターは消滅し、サイドブレーキも先代までのハンドレバー式に代わって足踏み式が採用された。
    • 内装は本木目のパネルがふんだんに使われ、黄色系、ブラウン系、ダークブラウン系の3種類の木目色と、黒、赤、茶(タン)、白(エクリュ)の4種類のシート地が設定された(赤内装+黒木目は、特別塗装色であるコスモシルバーの専用設定内装色だった)。
    • マークレビンソンのオーディオシステムや、トヨタブランド車初のランフラットタイヤをオプション設定。
  • 2005年、外装・内装・メカニズムに至るまで大掛かりなマイナーチェンジが施され後期型となるが、日本でのレクサスブランド展開に伴って海外仕様と同じ「レクサス・SC」とブランド名称を統合、同年8月30日にレクサス・GSとともに新たにレクサス店から発売された。これに伴ってトヨタブランドの「ソアラ」は販売を終了。その歴史に幕を下ろした。
参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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