日産:シーマ中古車情報!カタログ・在庫


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 日産:シーマの概要♪


初代 FPY31型(1988年-1991年)
1987年10月、東京モーターショーに出品。

1988年1月、発売開始。

セドリック/グロリアは5ナンバーサイズの車体であったのに対し、3ナンバー専用車体として登場。搭載エンジンはVG30DE型V型6気筒DOHC NA・200ps(タイプI、タイプII)とVG30DET型V型6気筒DOHCターボ(ハイフローセラミック式)255ps(タイプII-S、タイプIIリミテッド)の2機種(のちにレパード(2代目)にも搭載された)。ボディタイプはスタイルを重視し、ベースのセドリック/グロリアの主力モデル同様、センターピラーのない4ドアピラーレスハードトップであった。

元々日産の開発陣が、トヨタ・クラウンの3ナンバー版を開発しているとの情報を聞き急遽開発を開始、開発期間の関係でセドリック/グロリアとの同時発売は出来ずに半年遅れての発売になった。しかし、その半年の遅れ及びセドリック/グロリアとの印象を大きく変えた事で別格のイメージが付き、5ナンバーと3ナンバーのイメージを同じにしたクラウンとの差別化に成功した。デザインのモチーフは鎌倉(長谷)の大仏である。ボンネットに誇らしげにそえられるエンブレムはアカンサスの葉を模したものである。

国産車離れしたスタイリッシュな外観と動力性能の高さから、当時の国産同クラスセダンとしては異例に一般オーナードライバー向け要素が強い車種として人気を集めた。電子制御エアサスペンションのしなやかな乗り心地もさることながら、アクセルを踏みこんだときセミトレーリングアームサスペンション車らしくリヤを下げながら暴力的でいて静かな加速を見せるその姿は当時中高年の憧れとなり、爆発的に売れた。これは「シーマ現象」と呼ばれ、3ナンバー車ブームのきっかけとなる。それへの対応のためトヨタはあわててクラウンにV8モデルを追加したほどであった。その感動を忘れられない層のため、その後のモデルでもターボ搭載車をラインナップするが、世代を重ねるごとに徐々に廉価版としての位置付けが強くなっていく。

反面その車格および当時の経済情勢から社用車や個人タクシーにも採用されることも多く、用途によって後席居住性に課題を残すこととなった。

パトカーとしては、静岡県警察高速道路交通警察隊に地元の自動車組合から寄贈を受け、配備されていた事がある。

また、クラウンでほぼ標準装備されたいたデジタルメーターもオプションで装備することができた。

1989年3月、パーソナル キーの材質をステンレスに変更。

1989年8月、マイナーチェンジ後タイプIIリミテッドAVマルチが追加される。ナビのアンテナが天井にあるためサンルーフの同時装着はない。その他バブルカーを象徴する豪華なオプションも多数用意される。


2代目 FY32型(1991年-1996年)
1991年8月 FY32型にモデルチェンジ。

車名を「シーマ」に統一。この代から後席居住性およびボディ剛性上有利なセンターピラーを持つ一般的なセダンのスタイルとなり、VH41DE型V型8気筒 DOHC 4,130ccエンジンが搭載される。敢えて税制上不利な4,100ccとしたのは、従来型で好評だったターボの強烈な加速感をシーマのアイデンティティのひとつと位置づけ、NAで実現するには排気量が4,100cc以上必要でありインフィニティQ45との販売政策上4,100ccとしたとのことである。FY32型ではエアサスペンションが廃止され、インフィニティQ45でも採用された油圧式アクティブサスペンションが用意された。インテリアはこの車の設計された時代が反映され、イタリア製高級車に見られるようなデザイン重視のアナログ時計、20箇所に設置されたライトが状況に応じて点灯するトータルコーディネート照明、国産車には珍しいタン色の本革内装など枚挙に暇がない。しかし保守的なデザインや(一説にはジャガーを意識したといわれている)、バブル崩壊等の影響で一頃の人気は無くなり、発売当初は不人気であった。しかし、各エアロパーツのメーカーがこの車専用のエアロパーツを開発していった影響もあり、先代を思わせるような人気を巻き返した。

1992年9月、アテーサE-TSを搭載した4WDシリーズ「S-four」が追加設定された。

1993年2月、オーナードライバー向けの「タイプ・ツーリング」を追加。鍛造アルミホイールやエクセーヌのシート地を標準で装備する。

1993年9月、マイナーチェンジ。先代同様のVG30DET型を搭載する「ツーリング」シリーズが追加される。後期モデルのエクステリアの変更はフロントラジエターグリル変更、コーナリングランプの設置に伴うフロントバンパーデザインの変更、トランクモールの追加などである。V8とターボの外見上の見分け方はV8エンブレム有無の他、トランクモールの色の違いであり、V8はシルバーメッキに対してターボはガンメタであった。


3代目 FY33型(1996年-2001年)
1996年6月、FY33型にモデルチェンジ。

先代のイギリス製高級車的な控えめなデザインから一転してドイツ製高級車を髣髴させる量感あるデザインへ変更。初代と違い特徴のないデザインになってしまったため、ユーザーが逃げてしまったという事実もある。一部評論家からは「メルセデス・ベンツの模倣では?」との声もあった。一説では初代、2代目のいわゆるVIPカー的なネガティブなイメージを払拭するためのデザインとも言われている。搭載エンジンはVH41DE型およびVQ30DET型V型6気筒DOHC2987ccターボの2機種。日本車初となるSRSサイドエアバッグが全車に標準装備される。

グレード編成はラグジュアリー志向の「リミテッド」シリーズ(41LX、41LV、41L、30LV、30Lグレード)と、エアロパーツや専用サスペンションなどを装備したスポーティ志向の「グランドツーリング」シリーズ(41TR-X、30TR、30Tグレード)が存在し、上級グレードの41LXと41LVにはショーファードリヴン的要素を強めた「VIPパッケージ」を設定。

現在、中古車などでは非常に安価で発売されているためか、多くの若者がVIPカーとして乗っている。

また、埼玉県警察高速道路交通警察隊にはFY33型シーマの制服パトカーが配備されていた。

1997年1月、10周年記念車「10thアニバーサリー・グランドツーリング30リミテッド」「10thアニバーサリー・41リミテッド」を発売。専用色ミッドナイトパープル(30リミテッド)、ソニックシルバーツートン(41リミテッド)の他、本革シートなどを装備。

1997年9月、セドリック・グロリアのマイナーチェンジと合わせ一部改良。キセノンヘッドランプの標準装備化やそれまでブラウン管を使用していたインパネのマルチAVシステム画面をワイド液晶に変更、オドメーターも液晶タイプへ変更した。また、パッケージオプションだったVIPパッケージがカタロググレード化され(41LX VIP、41LV VIPグレード)、4WDがラインナップされる(41LV S-four、41LV VIP S-fourグレード)。VIPグレードには従来の装備の他、後席サイドエアバッグが追加された。

1998年1月、特別仕様車「41プレミアムリミテッド」発売。輸出仕様(インフィニティQ45)に用意されていたストーンベージュ色の本革シートを標準装備。通常のツートンカラーの他、特殊な塗り分け方の専用色ホワイトパール/シルバーコンビネーションが選べた。

1998年9月、マイナーチェンジ。ラジエータグリルの造形を変更したほか、リヤライセンスプレートガーニッシュを大型化、カラーバリエーションの変更など。インテリアでは日本車初のアクティブヘッドレストの採用、後部中央席に3点式シートベルトが装備された。

1999年7月、日本車で初めて自動ブレーキング機能をもつ車間自動制御システム(ミリ波レーダーセンサー採用)を搭載した「41LV-Z」を追加。

2000年4月、FY33型をベースとする先進安全研究車「日産ASV-2」を発表。

このモデルより北米向けインフィニティQ45と統合される。保安基準の違いで前後バンパーが大型化され、外観はラジエターグリル、ヘッドライトが4灯から2灯、ボンネットエンブレムがなくなる等、先代と違い日米仕様で大きな差異がある。とりわけ1999モデル以降の後期型ではトランク部のフィニッシャーが廃止され印象を異にする。


4代目 F50型(2001年-)
2001年1月12日、フルモデルチェンジ。

搭載エンジンはVQ30DET型V型6気筒DOHC2987ccとVK45DD型V型8気筒DOHC直噴4494cc(日産初の直墳V8エンジン)の2種類。

小型のプロジェクターランプを中央に1つ、それを取り囲むように6つ配置された特徴的なヘッドライトが「バルカンヘッド」と呼ばれている。このヘッドライトはV6モデルには採用されていなかったので、ヘッドライトで搭載エンジンを見分けることができた。

ドアミラーウインカーを国産車で初めて採用したモデル。そのためドアミラー仕様はサイドマーカーが付かないが、フェンダーミラー仕様はサイドマーカーが付く。また、同日、特別仕様車「450XV リミテッドエディション」を発売。

また、現行型のCIを最初につけたモデルでもある。

2001年9月、特別仕様車「シーマ家庭画報バージョン」追加。

2001年12月25日、一部改良。助手席パワーオットマン機構などの採用拡大や、本木目・本革巻コンビステアリング、本木目フィニッシャー、電子キーの全車標準装備化など、仕様装備の充実を図る。

2002年1月22日、誕生15周年記念特別仕様車「15th Anniversary」を3月までの期間限定で設定。

2002年6月、BOSEサラウンドシステムオプション設定。第7回北京国際モーターショーに出展。

2002年9月27日、300Gにマルチプロジェクターキセノンヘッドランプとヘッドランプレベライザーを設定するとともに、「300Gグランドツーリング」を追加。なお、300GはNISMOのECU装着で50馬力アップする。 

2003年4月、上海モーターショーに出展。左ハンドル仕様の「シーマ」は中国市場のみに投入されている(現在は販売終了)。なお、中国仕様はフロントグリルに日産のCIが装着されており、フードオーナメントは取り付けられていない。

2003年8月26日、FRモデルのマイナーチェンジ。フロントグリルなど内外装の一部変更、「インテリジェントブレーキアシスト」、「前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト」、「アクティブAFS」などの採用による安全装備の向上のほか、V8エンジンがVK45DE型へ変更され、直墳エンジンではなくなる。

2003年11月18日、4WDモデルのマイナーチェンジ。FRモデル同様「アクティブAFS」の採用などが行われた。

2007年2月1日、20周年記念限定車「450XV 20th リミテッド」を新設定。同年6月までの期間限定設定。「450XV」をベースに、レッド本木目フィニッシャー、本革シート、前席エアコンディショニングシート、後席パワーシートなどを採用した。

2007年7月、平成17年排出ガス規制に適合できないターボエンジンのVQ30DETの設定を廃止。

2008年2月7日、マイナーチェンジ(プレジデントと共に)。

フロント・リアバンパーの拡大により全長5,120mmになる。フロントマスクは、今回のマイナーチェンジ用に独自のデザインが与えられる。テールランプは、フーガやスカイラインとよく似た、トランクリッド内にガーニッシュを配したインフィニティQ45後期型仕様となる。そのほか、ボディカラーに新色が設定されるとともにエクストレイルやフーガなどと同じスクラッチシールド加工仕様を全色に設定されるほか、インテリアの内装色の変更(エクリュ廃止、カフェラテ復活)となる。エンジン、ミッションなどに変更はない。ナビゲーションはDVDナビのままだが、新たにカーウイングス対応になりETCと共に全車標準装備(一部グレードではレス化も可能)となった。また、フェンダーミラーの設定を廃止した。

2009年1月14日、一部改良。安全対策の為、フードオーナメントが隆起タイプから埋め込みタイプに変更される。

参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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