日産:テラノ中古車情報!カタログ・在庫


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 日産:テラノの概要♪


初代 WD21型(1986年-1995年)
1986年8月、初代テラノ(WD21型系)登場。

ダットサントラック(D21型)をベースとし、登場時はボディは2ドア、搭載するエンジンは新開発の直列4気筒OHV・TD27型ディーゼルエンジンのみ。しかし、このTD27型エンジンは黒煙排出量がとても多い。同時期の「エクサキャノピー」と同じく、日産北米デザインスタジオ「NDI」によるスタイリッシュなデザインが好評を博す。特に、ピックアップトラックのロールバー形状をモチーフとした後席の三角形のウィンドウが印象的だった。北米仕様であるパスファインダーはVG30E型エンジンを搭載したこともあり、北米ではD21型ピックアップと共に、「オフロードのZ Car (ズィーカー)」と呼ばれたという。

1992年の映画『いつかギラギラする日』(深作欣二監督)で、当時現行型だったこのテラノが真っ赤な新車のトランザムと熾烈なバトルを演じ、物語のラストを盛り上げた。

1987年1月、仏プライベーターが第9回パリ・アルジェ・ダカールラリーに参戦。

10月 V型6気筒SOHC3.0L VG30i型ガソリンエンジン搭載車追加。 但し、このエンジンは「i」の符号が示すとおり、インジェクションはVG30「E」型の「EGI(マルチポイントインジェクション)」では無く、「Ei(エレクトロ・インジェクション、つまり、シングル・ポイント・インジェクション)」である。しかしその後、1989年10月に、EGI搭載のVG30E型に変更される。VG30搭載と同時に、当時のクロカンタイプとしては珍しい電子制御式4速オートマチック(フルレンジ E-AT)車も設定された。

1988年1月、第10回パリ・アルジェ・ダカールラリーにてVG30E型搭載車が市販車無改造(マラソンクラス)クラス2位完走。ファラオラリーにも参戦し、2位、3位を獲得する。同年11月には、ディーゼルエンジンのモアパワー化に応え、TD27型にターボを搭載したTD27T型・100馬力エンジン車も設定された。またディーゼル車にもAT車を追加。

1989年1月、第11回パリ・チュニス・ダカールラリーにてVG30E型搭載車が総合11位T1クラス優勝。バハスペイン T2クラス2位。ファラオラリー T2クラス優勝。アトラスラリー T1クラス優勝、T2クラス2位、4位。ポルトガルラリー T2クラス優勝。

1989年10月、4ドアを追加。リアドアハンドルがドアパネルではなく窓枠部にあり、2ドアモデルに近いデザインを持つが、2ドア車のような窓は4ドアだと構造的や視界に無理が在る為、ごく一般的な四角形に変更されている。

1990年、チュニジアラリー T1クラス2位。アトラスラリー T1クラス優勝、2位、T2クラス3位。オーストラリアサファリラリー T2クラス優勝。

1991年1月、第13回パリ・トリポリ・ダカールラリーにてT2クラス優勝。ファラオラリー T1クラス優勝、T2クラス優勝、ディーゼルクラス優勝。

1992年1月、第14回パリ・ケープタウンラリー T2クラス優勝、マラソンクラス2位。

1993年1月、マイナーチェンジ。オーバーフェンダーを装備したワイドボディタイプを追加。その一方で、バン系車種等一部の車種を廃止した。また、フロントグリルが変更され、日産のCIエンブレムが装着された。

同年、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー(T1クラスのチャンピオン)獲得

1993年10月、内装を中心とした一部変更。インパネとステアリングデザインを変更。エアコンの代替フロン化とレカロ社製シート装着車を設定。

1994年11月、一部変更(セミマイナーチェンジ)。TD27T型ディーゼルターボエンジンの出力改良で115馬力にパワーアップ。標準ボディの「R3M」VG30E型搭載モデル、および「R3Mアーバン」を追加。オーテックジャパンの手による「ワイドR3Mアーバン」をベースとする特別仕様車「AJリミテッド」を設定。デビュー時から存在していた日本向け3ドアモデルは消滅した。 1994年、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー獲得。

1995年、FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップマラソントロフィー3年連続で獲得。

1996年7月、インドネシア日産自動車会社でWD21型テラノ生産開始。直列4気筒SOHC Z24S型エンジンに5速M/Tを組み合わせ、2WDのみの設定。

2006年12月26日、インドネシアでの生産終了。インドネシアにおけるテラノの総生産台数は1万7,801台に達した。尚、WD21型テラノの生産は全世界において終了となった。


2代目 R50型(1995年-2002年)
1995年9月、2代目R50型系登場。

4ドアのみとなり、ボディ・オン・フレーム構造およびアテーサE-TSをベースとする電子制御トルクスプリット式フルタイム4WDシステムの「オールモード4X4」を採用。副変速機付きトランスファー装備のパートタイム式4WDも設定された。サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット、リアは5リンク式となり、それぞれにコイルスプリングを組合わせる。ステアリング系はラック・アンド・ピニオン式。搭載するエンジンは直列4気筒OHV TD27ETiディーゼルターボ、およびV型6気筒OHC VG33E型の2機種。運転席SRSエアバッグおよびABSを標準装備とした。同時にオーテックジャパンの手による特別仕様車「アストロード」を設定。4ドアのみのラインナップとなったため、テラノ / パスファインダーの2ドアはD21型系が最初で最後となる。

1996年8月、直列4気筒OHV QD32ETi型インタークーラー付ディーゼルターボエンジン搭載モデルを追加。上級派生車種インフィニティQX4(JR50型系)を発表、日本国内向けは「テラノレグラス」となる。

1997年1月、第19回ダカール・アガデス・ダカールラリーに参戦。総合6位完走。第3回ラリーレイド・モンゴルに参戦し、総合優勝を飾る。

1998年7月、国内生産累計台数が100万台を達成。

1999年1月、第21回パリ・ダカールラリー T2クラス7位、8位獲得。また、第5回ラリーレイド・モンゴルに参戦し、総合優勝を飾る。

同年、マイナーチェンジを実施。外装・内装の意匠変更に加え、QD32ETi型に替わり直列4気筒DOHC4バルブ ZD30DDTi型インタークーラー付ディーゼルターボエンジン搭載車を設定。さらにVG33E型搭載車に2WDを追加。後期型はテレビ朝日系の刑事ドラマ「はみだし刑事情熱系」のPART IV、Vに広域201として覆面パトカーとして登場し、主演の柴田恭兵が運転していた。ちなみにPART IVではR3m-Xのエアロリミテッド、VではノーマルのR3m-Xが登場していたが、どちらも追加されたばかりの直噴ディーゼル車だった。

2000年1月、第22回パリ・ダカールカイロラリー T2クラスにVQ35DE型搭載仕様で参戦し総合8位完走。

同年8月、第6回ラリーレイド・モンゴルにVG33E型搭載車で参戦し、総合優勝を飾る。

2001年1月、VQ35DE型搭載仕様で第23回パリ・ダカールラリー T1クラス、およびT2クラスに参戦。T1仕様が総合12位クラス優勝、T2仕様はクラス4、5位を獲得。

パリ・ダカールラリーを開幕戦とするFIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ(全9戦)で、T2仕様のテラノが第4戦モロッコ、第7戦マスターラリーで共に総合3位入賞を果たし、ドライバーズポイントシリーズ5位を獲得。

2002年1月、第24回トタール・アラス・マドリード・ダカール・ラリーにVQ35DE搭載D22型ピックアップ、VQ35DE搭載エクストレイルと共に、VQ35DE搭載仕様で参戦。総合11位プロダクション部門2位を獲得。

2002年8月、フルモデルチェンジされること無く、国内向け生産終了。

参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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