日産:レパード中古車情報!カタログ・在庫


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 日産:レパードの概要♪


初代 F30型(1980年-1986年)
当時、東京都杉並区荻窪にあった旧・プリンス自動車工業の開発拠点で開発された車種である。ベースとなったのは、910型ブルーバードをベースに、北米向けに直列6気筒のL24Eを搭載した「G910型 マキシマ」であり、810型まで国内に設定されていたブルーバード「2000 G6」シリーズの事実上の後継車種にあたる。

ボディタイプは4ドアハードトップと2ドアハードトップだった。これに加え、チェリー系販売会社向けの姉妹車として「レパードTR-X(トライエックス)」も設定された。レパードの異型ヘッドライトに対し、TR-Xは規格型の角型4灯ヘッドライトを採用する。

初代(F30型)は、さまざまな「世界初」や「業界初」(最近普及してきた燃費計やフェンダーミラーワイパーといった役に立つかどうか不明のものも含む)を携えて登場した。また、スタイリングには、910型ブルーバード、430型セドリック/グロリア同様、ピニンファリーナの手が入っており、リアウインドウに使われたベンドグラスやCピラーとリアフェンダーを面一としない手法(キャビン後端の幅を狭め、Cピラーの後ろを絞り、ボディー全長にわたるショルダーラインを際立たせる)は、国産他車に先駆けるものであった。ただ、車体幅が5ナンバーサイズであったため、現代の車と比較すると前後の絞りは少なく、細長い印象がある。

このように未完成な部分もあるが、スタイリングの完成度に比べエンジンが旧態依然としたL型エンジンと凡庸であり、同クラス車のソアラが「GT」系グレードにDOHCエンジンを搭載していた(当初は2800ccのみ、後に2000ccも)事に比べ見劣りしていた(レパード発売当時、日産自動車にはまだ相応しい新型エンジンがなかったため)。1984年、ようやくフェアレディZ 300ZXと共通のV6エンジン(JISグロス最大出力230馬力)搭載の「300ターボグランドエディション」が追加された。


2代目 F31型(1986年-1992年)
前述の通り、ブルーバードに6気筒の「マキシマ」が登場した事やトヨタ・ソアラを競合車種として強く意識した結果、姉妹車だったレパードTR-Xを統合した上で(パルサー販売店でもレパードを販売)2ドアクーペのみのラインナップとなった。また、同時期のスカイライン(R31型)と基本設計を共用し、開発コストを抑えた。

開発主管は、ローレル(C32型)、スカイラインR31(7代目)・R32型の開発主管を務めていた旧・プリンス自動車出身の伊藤修令が担当していた。

エンジンは前期型がV型6気筒SOHC1998cc VG20E型(115ps)、1998ccターボ付VG20ET型(155ps)、DOHC2960cc VG30DE型(185ps)の3機種。マイナーチェンジでVG30DE型は200psとなったほか、VG20ET型に替わりDOHCターボ付のVG20DET型(210ps)を搭載。また3000ccエンジン搭載車にもターボモデルが加わり、シーマ(FPY31型系)に搭載されたDOHCターボ付 VG30DET型(255ps)が新たに搭載された。前期型VG20E型搭載車のみMT車が設定された。サスペンション形状はフロントがストラット、リヤがセミトレーリングアームであった。

エクステリアは先代のイタリア的近未来スタイルに対し、ソアラやBMW 3.0CSをリメイクしたようなクラシカルなデザインへと変わり、細部の仕上げにも相応の注意が払われている。外板の塗装も高品質仕上げが施されていた。

特別仕様車「アルティマ tuned by NISMO」が設定された。


3代目 Y32型(1992年-1997年)
ベースとなったスカイラインクーペがR32型へ世代交代する中、レパードの開発は中止となったが、日産店のラインアップに穴が開くことに対する販社の抵抗も大きく、次期レパードは「インフィニティ J30」の国内投入で継続されることが決まった(当初、J30は日本導入の予定は無かった)。この結果、4ドアセダンのみの設定となり、車名も「レパードJフェリー」へと改称され、車の性格が変わったことをアピールした。「Jフェリー」とはフランス語の「祝日」の意を英語風に発音した造語である。

フェラーリやマセラティにも収められているイタリア、ポルトローナ・フラウ製の本革シートをオプションで用意する(このシートの価格は70万円超)など、セドリック / グロリアと比べても、よりパーソナルな高級車としての印象が強く、又これ迄のモデルと較べてもスポーツ性が大幅に抑えられ、完全なラグジュアリー志向になっている。ブラック内装は用意されてない。

エンジンはF31型にも設定されたVG30DE型(200ps)とシーマ用のV型8気筒 DOHC 4130cc VH41DE型(270ps)の2種類で、それぞれに電子制御の4速フルオートマチックミッションが組み合わされる。シーマ・セドリック/グロリアとは異なり、ターボ仕様は設定されてない。また、北米向けJ30にはV6のみであった。

同時期のY32型セドリック/グロリアのVG30DE型搭載車に関しては、国内ユーザーの声を反映した5速ATが組み合わされているが、JフェリーではJ30型からの大きな変更は見送られ、4速ATのみとされた。

エクステリアデザインは同時期のブルーバードセダン(U13型)同様、カリフォルニアデザインセンター(NDI)の意見を大幅に取り入れた、リアエンドの下がった、いわゆる「垂れ尻」のプロポーションとなった。

一部の自動車評論家からは絶賛を受け、メイン市場となる北米でも好評を得たが、日本国内では逆にそのアクの強いスタイルとリアドアの小ささや後席の狭さが実用上のネックとして敬遠されたモデルでもあった。しかし、後年、その個性的な存在感から車趣味人の足グルマやドレスアップのベース車として再注目を浴び、Jフェリーを専門に扱う中古車業者も登場した。

日本車としては初めて、助手席エアバッグを全車に標準装備した(レスオプションも選択可)車でもある。日本国内での総販売台数は約7,300台。

同年代のブルーバードと非常によく似てる為か、「大きなブルーバード」と揶揄される事もあった。


4代目 Y33型(1996年-1999年)
車名を「レパード」に再改称。開発時期がバブル経済の絶頂期と重なり、贅沢な設計のなされたY32型からは一転、メーカーの経営不振といった逆風の中で開発されたY33型レパードは、Y33型セドリック/グロリアの主要コンポーネントの大部分を流用するコストダウンが図られた。しかも、セドリック/グロリアと中身がそれほど変わらない車であり、この事がレパードの評価を大きく下げる結果となった。

ボディは4ドアハードトップのみ。ドアアウターパネルおよびインストゥルパネルの形状はY33型系セドリック/グロリアと共通。当初、エンジンはV型6気筒SOHC VG30E型(160ps)とV型6気筒DOHCのVQ型、2987cc VQ30DE型(220ps)とターボ付VQ30DET型(270ps)の3タイプが搭載された。マイナーチェンジでVG30EとVQ30DE型が廃止され、直噴 VQ30DD型(230ps)、直列6気筒DOHCターボ付 RB25DET型(235ps,4WD車専用),VQ25DE(190ps,FR車専用)およびF31型に設定されていたVG20E型(125ps)が追加された。

グレード構成もグランツーリスモやブロアムといった区別こそ存在しないが、内容的にはセドリック/グロリアとほぼ同じような構成となり、登場当初は後席関係の装備を充実させたトップグレードのXV-Gを筆頭に、以下XV、XR、XJと続いた。 足回りはセドリック/グロリアのグランツーリスモと同じ仕様とされ、XV-GとXVにはSUPER HICAS仕様も用意された。

日産自動車初の直噴エンジンを搭載したモデルである。

参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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