ホンダ:S600中古車情報!カタログ・在庫
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中古車在庫情報・カタログ情報や最新ニュース、オーナーの口コミなど♪ ホンダ:S600の概要♪![]() エンジン S500同様の水冷直列4気筒 DOHCエンジンで、ボア、ストロークともに拡大(?54.5mm×65mm)し、606ccとしたAS285E型へ変更された。 同社の一連の4ストローク2輪グランプリマシンやF2、F1のエンジンと同じ思想を取り入れ、一時期のホンダ車の路線を決定付けることにもなった、超高回転型エンジンを採用した。 当時の日本車としては大変珍しいDOHCと4連キャブレターを装備し、606ccという限られた排気量の中で、回転数で出力を稼ぎ出す(9,500rpmからがレッドゾーン)2輪用エンジンの様な特性であった。装備された京浜精機製作所製4連キャブレーターや等長エキゾーストマニホールド、そして、アクセルペダルに足を乗せるだけで吹け上がろうとするピーキーな性格など、小粒ではあったが当時のホンダ・F1の雰囲気が伝わるものであった。 この頃、海外からはこのエンジンに対し、RCシリーズのエンジン(特にRC110)同様、「時計のような精密さ」と評されるようになった。 ボアの小さい、高回転型のエンジンと、等長マニホールドが奏でるエキゾーストノートは、ホンダ・F1とはまったく違った、もうひとつの「ホンダミュージック」であった。 この型式のAS285EのASとは、Automobile Sportsの略であると言われている。 サスペンション/ドライブトレーン 基本構成はすべてS500を踏襲している。 フロントエンジン・リアドライブで、フロントサスペンションは縦置きトーションバースプリングとダブルウイッシュボーン、リアサスペンションは、コイルスプリングとトレーリングアームの組み合わせの4輪独立懸架である。 このうち、リアは駆動用チェーンケースをトレーリングアームと兼用とした、チェーンアクスルを採用した。これはオートバイやスクーターでは当たり前であるが、クルマではほとんど例が無く、チェーン駆動と後輪独立懸架の組み合わせという、斬新前代未聞の構成となった。 この方式は、駆動トルクのリアクションにより、アクセルペダルを踏み込めばリアを持ち上げ、戻せば沈み込む挙動を特徴とし(後退時はまったく逆の挙動)、一種のアンチスクワット・アンチダイブ機構とも言え、他車には無い運転感覚と、トレーリングアームならではの、優れた路面追従性を味わうことができる。 ボディー 冷却風量を確保する為に開口を増したメッキグリルと、それに伴うバンパー形状の変更以外、S500との相違は無い。 ユニークなヘッドランプなどは愛らしく、本田宗一郎のお気に入りだったといわれる、リアフェンダーの張り具合は芸者(和装の女性)の尻をイメージしたものだといわれている。 歴史
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