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シャリオグランディスの後継車として、エクステリアやインテリアなどには日本独特の美をイメージさせる曲線が多く用いられ、従来の日本車のデザインのイメージを覆した。デザイン開発の総指揮にはマイバッハやスバルの2代目レガシィのデザイン開発に携わった同社のデザイン本部長(当時)であるオリビエ・ブーレイ(Olivier Boulay)が参加した。なお、この車の一部はコルトおよび6代目ランサー(中期型)のデザインのモチーフとなっている。
2003年に発表された、ダイムラー・クライスラーと共同開発した燃料電池自動車はグランディスがベースだった。F-Cellの技術を取り入れ、バラード・パワー・システムズ製燃料電池と最高出力65kWのモーターを搭載した。しかし車両重量が2トンに及び、また水素ボンベの関係でサードシートをなくし乗車定員は5人に減少。経済産業省主導の水素燃料電池実証プロジェクト(JHFC)にも参加したが後に撤退した。
個性的なエクステリア・インテリアやデザイン以外の目立った特長が見られなかった為か、日本では厳しい販売状況となってしまった。末期には月販わずか30数台という惨憺たる状況であった。しかし、欧州やタイでは権威ある賞を受賞したり、販売が好調など意外に人気がある。また、ベストモータリングのミニバンでサーキットを走る企画ではホンダ・オデッセイとは僅差で優勝した。