メルセデス・ベンツ:Eクラス中古車情報!カタログ・在庫
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中古車在庫情報・カタログ情報や最新ニュース、オーナーの口コミなど♪ メルセデス・ベンツ:Eクラスの概要♪初代 W124/S124/C124/A124(1985年-1995年、1985-1993年は「ミディアムクラス」として販売) ![]() W123型の後継車にあたる。ボディータイプは、4ドアセダン、5ドアステーションワゴン、2ドアクーペ、2ドアカブリオレ、6ドアリムジンが存在した。 W201型(190E)をそのまま大型化したようなデザインで、リアは小ぶりな台形のテールレンズが特徴だった。 機構面でもリアサスペンションが長らく続いたセミトレーリングアーム式から190E譲りのマルチリンク式に変更されている。また、フラッシュサーフェースが推し進められた結果、Cd値は0.29とメルセデス市販車史上初の0.3を切った。 日本ではバブル景気と重なっていたこともあり大量に輸入され、正規輸入車/並行輸入車ともにバラエティに富んでいる。一例を挙げるとヤナセより1989年、1991年に発売された260Eのロングホイールベース車がある。これ定員8名の6ドアのリムジンであり、「リムジン」というと単なるストレッチ版と思いがちであるが、この車両はメルセデス・ベンツ本社がホワイトボディより製作した車両で、ストレッチリムジンの宿命である剛性低下を抑えていた。 1991年に発表された500Eは標準車のボディにエンジンベイ及びフロアトンネル拡大等の補強を行い、500SL(R129系)に搭載されていたV8エンジン及び足回りを移植したモデルで、標準車に比べフロントフェンダーが大きく張り出している。開発はポルシェのバイザッハ研究所が担当した。500Eに限っては生産工程の一部もポルシェの工場で行われていたことは有名な話であるが、ポルシェによる生産が行われていたのは1992年までである。現在でもコレクターズアイテムとして高値で取引されている。1994年にラインオフとなるが、最終限定車としてE500リミテッドが500台限定で発売された(正規輸入では日本未導入。ただし並行輸入で多数が輸入された)。 500Eと同じく1991年より導入された400Eは当初北米/日本向けに用意されたグレードで、開発のきっかけとなったのは1989年発売のレクサスLS400(日本名トヨタ・セルシオ)であった。W124はサイズ上ではレクサスLSよりも1クラス下のセグメントに属するが、北米での価格(と車格)はほぼ同等となり実質的なライバルとされていた。400SEと同じエンジンを積んでいるがパワーダウンしている。これは排気系のスペースの問題からであった(後に圧縮比の見直しでパワーは改善された)。 W124は登場開始から20年以上、生産終了からも10年以上が経過しているが、「最善か無か」の時代に作られた最後のミディアム・クラスとして現在でも人気が高く、W124を中心に扱う中古車販売店も少なからず存在し、状態の良い個体は比較的高値がついている。
トランスミッションも変更となり280E以下のグレードは1速発進する物に変更されている(従来は急加速等を除き原則2速発進であった)。外装ではアルミホイールが400Eと同じ8穴デザインの物が全車に装備される。また、運転席エアバッグを全車標準装備とした。
2代目 W210/S210(1995年-2002年) ![]() W210は10年に渡り販売されたW124の後継モデルとして1995年に発売される。大胆な楕円形の4灯式ヘッドライトを始めとする斬新なデザインは、発売当時大きな議論を呼んだ。 機構面ではフロントのサスペンションがW124のストラットからダブルウィッシュボーンに変更された他、ステアリングが伝統のボール&ナット式から一般的なラック&ピニオン式となった。装備面ではサイド・エアバッグをドア内蔵方式としては世界で初めて採用、またASRやESPも設定されるなど、安全性の更なる向上が図られている。室内も拡大され、特にW124で不評だった後席の居住性が大幅に改善された。クーラーボックス機能付きコンソールボックス、フルオートエアコン(後席エアコン吹出口付き)、さらにモデルライフの途中からはCD-ROMナビゲーションシステムや自動防眩ミラーの標準装備化など、快適装備も充実された。 W210の新車価格は発売開始当初、E320で680万円と、先代よりも30万円程度安くなったが、一方で1990年代中盤に発表されたメルセデス・ベンツの他の車種同様にコスト削減に伴う品質低下を指摘する声も多く、現在の中古市場の価格はW124と逆転しているケースも見られる。尚、W210以降のEクラスにはクーペが設定されず、W114から続くコンパクト・メルセデスのクーペとカブリオレは終焉を迎え、代わりにW202をベースとしたCLK(C208/A208)がデビューしている。E400ではドイツ本国ではE420と呼ばれているが、数字の読みが語呂の悪い読み方(420→死を連想される)である為にE400とモデル名が変更された。 なお、W210のプラットフォームの一部は後にクライスラー・300Cにも流用された(但し、燃料タンク位置の変更等の大幅なアレンジが加えられている)。 また、この車のライトはよく曇ると言われている。
3代目 W211/S211(2002年-2009年) ![]() W211は7年に渡り販売されたW210の後継モデルとして2002年に発売される。W210のデザインを踏襲しつつも、より大胆に傾斜した楕円形の4灯式ヘッドライトなどが特徴となった。なおフロントからの構図では、新旧の違いがわかりにくくなっている。 機構面ではW210で取り入れられたすべての機能の他、プリクラッシュセーフなどの安全面を筆頭に、雨天時にはディスクとブレーキバッドをわずかに接触させて水分の除去を行いながらの走行や、アクセルペダルから足を離したと同時にディスクとブレーキバッドを近づけるなどの機能を備えたSBSの装備、DVDナビゲーションシステムなどが装備された。 こうした、安全面、機能面での機能向上の一方、モデル中期では、同時の日本車が、HDDナビゲーションシステムやipodなどの外部入力への対応を行っていたがW211がこれらを装備するのは、最終モデルでの更新となったため、電装系機能の面で不満を訴えるユーザーも多かった。 W211の新車価格は発売開始当初、E320で680万円と、先代とほぼ同様であったが、後に、E250などの安価なモデルも発売された。 W210で指摘されたコスト削減に伴う品質低下から、元来の全か無に回帰を試みた世代でもあり、全体的な品質は大幅に向上している。 尚、W211でもEクラスにはクーペが設定されず、Eクラスから派生する形で、メルセデス・ベンツとして新たなカテゴリーである、4ドアクーペとしてCLSクラスが2005年にデビューしている。 Cd値は0.26。全幅と全高を20mmずつ拡大してそれぞれ1820mm、1450mmとなり、普通車サイズでの立体機械式立体駐車上では、ぎりぎりのサイズとなおり、入るところと入らないところが存在する。 他のほとんどの欧州車と同様に、毎年夏から秋にかけて、装備の充実化やエンジンの変更などに日本車には少ない、大幅な変更が繰り返された。 2008年12月に、米国自動車保険会社機構(IIHS)から八表された「盗難率の低い車リスト」では、2007年に米国で最も盗難被害に遭う確率が低かった車として、ランキングされており、その盗難率は一万台あたり6台であった。
4代目 W212/-(2009年- ) ![]() W212は7年に渡り販売されたW211の後継モデルとして2009年に発売された。W210から採用され続けてきた楕円型4灯式ヘッドライトは斜め四角型のものへと変更された。2009年のデトロイトモーターショーで正式デビューした。国内では2009年5月にデリバリーが開始された。7月にCLKクラスの後継車種として「Eクラスクーペ」が、2010年頃にステーションワゴンも投入予定となっている。 機構面では、W211から引き続き採用された機能に加えて、Sクラス(W221)から採用された「COMANDシステム」も新たに搭載された。安全面では「ニーバック」を含めた9つのエアバッグを筆頭に「NECK PRO(ネックプロ)アクティブヘッド レスト」・「アクティブボンネット」・「アダプティブハイビームアシスト」・「アテンションアシスト」が新たに採用された。メーカーオプションとして、Sクラスから採用された「ナイトビューアシスト」の改良型である「ナイトビューアシストプラス」や、メルセデス初搭載の「レーンキーピングアシスト」等がある。ナビゲーション関係では、地上デジタル放送チューナー(日本仕様のみ)を搭載し、DVDからHDDへと変更された。 日本仕様では、前述の「COMANDシステム」が全車に採用され、 E63 AMGとクーペを除く全車に「ダイレクトセレクト」も採用された。W211のマイナーチェンジ後から登場「アバンギャルトS」は廃止され、E300のみ「エレガンス」(カタログ上ではエレガンスとは表記されていない)の設定がある。現時点ではW212型ディーゼル車は投入されておらず、ステーションワゴンとともに211型が販売されている。6月に左ハンドル車が先行供給が開始され、右ハンドル車とクーペは7月に供給開始となった。なおクーペではセダンとはハンドル位置の設定が異なり、E350では左右の設定があるのに対して、E550では左のみの設定である。また「エレガンス」や「アバンギャルド」といったグレードの設定はない。 なお、クーペはセダンと異なり、Cクラス(W204)のプラットフォームをベースに開発されている。(ホイールベースや燃料タンク容量もW204と同じ)
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