MG:MGF中古車情報!カタログ・在庫


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 MG:MGFの概要♪


1995年、ローバー (Rover)より量産車での"MG"ブランド復活のため開発、発売された。当時のローバー技術陣には、新規のFRレイアウトによるスポーツカーを開発する予算と時間が無く、既存車種のFFレイアウトのローバー・100のコンポーネンツを利用したMRの2座席オープンカーとして開発された。 1993年にMGFに先行して限定発売されたMG・RV8は、1980年に製造中止になったMG・MGBをほぼそのまま踏襲した設計であったが、設計の古さと生産効率の悪さから2000台限定生産であった。 MGFは、全長3913mm、全幅1628mm、全高1264mmと小ぶりなボディに、ローバー子会社のパワートレーン (Powertrain Ltd) 製Kシリーズ1796ccの直列4気筒DOHCエンジンを主に搭載する。 通常エンジン「K1.8」搭載モデルは118HPを発揮し、VVCという可変バルブタイミング機構が搭載された「K1.8VVC」搭載モデルは145HPを発揮した。搭載されたトランスミッションは当初は5速MTだけであったが、2000年のモデルチェンジで6速CVTの"STEPTRONIC"が追加された。(CVT-STEPTRONICは日本市場には正規には未導入) また同年、同じKシリーズ4気筒の1.6L「K1.6」エンジン搭載モデルも追加され、VVCエンジン搭載の車種には160HPを発揮する"Trophy 160"と呼ばれるバージョンも追加された。(1.6、Trophy 160とも日本市場には正規には未導入) 開発発売された同時代の2座オープンスポーツカーと比べ、エンジンはそれほどパワーがあるものではないが、車重が1t強と軽かったので、カタログデーター上の最高速度は「K1.8」エンジン搭載車種でも195km/h、「K1.8VVC」仕様だと210km/hであった。

特筆すべきポイントとして、古くはBMC時代のMini(一部モデル)やADO-16(全車種)に搭載された、液体式関連懸下システムのハイドロラスティック・サスペンションを発展させた、窒素ガスと防腐凍結防止剤入を入れた水を使うハイドラガス・サスペンションを搭載した。このシステムは乗り心地と姿勢制御には寄与したが、気温により車高が変化したり、メンテナンスが煩雑になるなどのマイナス面も見受けられる。液体の補充・交換には特殊工具を必要とする。また、Kシリーズエンジンであるが、英語版wikiにおいても要出典とされているものの、ヘッドガスケットの強度が弱くエンジン故障を招きやすいと言われていた。(ローバー製の同系統のV型6気筒エンジンKV6でも同様の問題が見られた)後に対策が施され、マイナーチェンジ後のエンジンは問題ないとも言われている。

MGFは好評をもって市場に受け入れられ、日本では日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したこともあったが、イギリス国内の自動車メーカー再編劇にMGも巻き込まれた影響でMGFの生産も停止された。

2002年、MGが、BMWより独立したMGローバー (MG Rover)の元で”MG TF”にモデルチェンジされた。基本コンポーネンツは"MGF"と同一としながらも、液体式関連懸下システムのハイドラガス・サスペンションを中止し、リアサスペンションのマルチリンク化、フロントマスクなどのエクステリアの変更(MG RoverでのMGイメージを強調する4本線のフロントグリル、ヘッドライト、テールコンビネーションライトなど)、エンジンパワーの若干の向上(MT+ノーマルカムエンジン「K1.8」仕様が136psに、VVC「K1.8 VVC」仕様が160psに,CVT-STEPTRONIC仕様は「K1.8」120ps、1.6Lモデル「K1.6」は116ps)が行われた。(日本市場には、1.6、CVTは未導入)2005年、MGローバー社の経営破綻により製造中止となった。

2008年、南京汽車傘下のNac MGにおいて、ほぼMGローバー時代と同じ内容で製造が再開された。インテリアに若干の変更が加えられているほか、エアコン、オーディオ、安全装備などで標準装備の充実が図られている。

参照 : フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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